お墓を建てる時、トラブルや揉め事を未然に防ぐポイントをご紹介しています。

お墓を建てる時には色々な手順行程を進めていき、何ヶ月も要してやっと建てることができるわけですが、建てる前や建てた後、施工期間中などで、稀にトラブルが発生するケースがあります。

今回は、そんなお墓を建てる時に起きるトラブルや揉め事についての紹介や、それらを未然に防ぐ方法などについてお話していきたいと思います。

お墓を建てる時に起こりうるトラブル例
- 寺院・墓地・霊園とのトラブル
- 親族間によるトラブル
お墓を建てる時にトラブルや揉め事が起きないようにするためには？
- 情報収集の徹底
- 家族・親族に相談する
カレンのお墓造りのこだわり

お墓を建てる時に起こりうるトラブル例

まずは実際にお墓を建てる時に起きるトラブルにはどの様なものがあるのかを紹介していきます。

寺院・墓地・霊園とのトラブル

お墓を建てる場所となるお寺や墓地・霊園で起きるトラブルでは以下の様なことが原因で起き得ます。

「無宗教・宗教不問でも受け入れ可」に騙された

まず、無宗教についてですが、「仏教や神道など、特定の宗教を信仰していない人、または状態のこと」が無宗教の定義としてあります。そして、大体の人は何かしらの宗教・宗派に入っていることがほとんどです。

お寺や墓地などでは、こうした宗教に対する受け入れについて、近年では「無宗教・どんな宗教・宗派でもご利用が可能」というような形で売り出されています。

しかし、実際に依頼をしてみたら、お墓を建てる直前になって「檀家（だんか）」になることが条件などといって強制的に檀家へ加入させられるというようなトラブルが実例としてあります。

ちなみに、「檀家」とは、そのお寺に属してお布施をして寺の財政を助ける家。という意味で、檀家になるとお金をお寺に納めなければなりません。

檀家料(入壇料)は、お寺や地域、宗派などによって異なりますが、およそ10万円～30万円程度が相場と言われています。また、初回にかかる費用とは別に、月々や年間で納めなければならないお金もあります。

檀家料の支払いを行わないでいると、最終的にはお墓の撤去・処分の対象になってしまいます。

石材店を無理やり指定された

お寺、墓地・霊園では、墓石の管理をしやすくしたり、景観を損なわないように墓石にある程度統一させたいなどという理由から、特定・指定の石材店としか契約させてくれないというところがあります。

お墓のデザインや施工需要は、一見すると、大きな差がなさそうではありますが、墓石は石材店によって値段が大きく変わったり、材料の質だったりが異なるので、後悔しないお墓を建てたいと考えるのであれば、可能な限り石材店は自身で選んだ場所が良いでしょう。

実際に、指定された石材店よりも安く作ってくれる石材店があったと後から知っても時すでに遅し、契約をしてからではどうすることもできません。こうした墓石に対して、トラブルになるケースも多数あります。

お墓を建てる　良い石材店の選び方　契約トラブルを防ぐポイントを解説

詳細な見積もりを出してくれない、着工が遅い

地元を生業とした昔ながらのこじんまりとした石材店などで多くある事例ですが、見積もりを頼んでも細かいことまで記載されていない、作ってもらう墓石は決まっているはずなのに中々着工してくれないというようなトラブルが多々あります。

昔から金額が一定変わっていないから、提示されている金額が変動することはないなどという理由から、何にいくらかかっているといった詳細の見積もりが貰えない、一通り契約も済んでいて、後は暮石を作って建ててもらうだけなのに進捗状況が悪すぎるなど。こんなずさんな管理の石材店ですと、工事そのものもずさんに行わるのではないか、実は高額な墓石代を請求されているのではないかといった不安に駆り立たれてしまいます。

如何なる理由があろうとも、お墓を建てるということは一生の中でも非常に重要な出来事の1つですので、石材店選びには細心の注意が必要ですし、ちょっとの妥協も許さないぐらいの気構えでいた方が良いでしょう。

親族間によるトラブル

誰のお墓に入るのか？誰が管理するのか？跡継ぎ問題など、お墓のトラブルで最も多いと言われるのが親族間でのトラブルです。親族間で起こるトラブルや揉め事には当然のことながら第三者が介入することはほとんどありません。また、継承者や管理人の取り決め、埋葬方法などに関する法的決まり事もほとんどありませんので、しっかりと事前に話し合うことが大事だと言えます。